平田邸(平成17年度)

いつまでも若々しく振舞いたいたいと希求するのは人情。しかし、同時にいかなる事態に遭遇するかは予測できることではない。そうした事態に対処できる、あらゆる設備が整えられていて秀逸。高齢化の進行する昨今の、一つの範となり得る住宅である。玄関が主要道路に面していないのは、東側の空地からスロープで玄関に達する配慮のアプローチである。バリアフリーはもちろん、各所に設けられ手摺の外、遂に2階建の住宅にエレベーターまで設置された。願わくば、終生エレベーターが活躍しないことを祈念したい。

建築史家 谷川正巳氏 評

宗形邸(平成5年度 住宅部門/第1回村松賞)

前庭の木をシンボリックに移植し、階段ホールのトップライト、坪庭のある浴室、動線がうまく処理された台所など、明るくやさしさに満ちた住宅で、機能的な面でも出色のため第一回村松賞をして推薦した。

東京大学名誉教授 村松貞次郎氏 評

大内邸(平成7年度 住宅部門/第2回村松賞)

外観は洋風で奇をてらったところがないが、内部は高齢者の配慮から部屋の段差を無くし、収納施設も多く、機能的に極めて充実した住宅。三春町建築賞の住宅部門の成長と充実を示して一時代を画する佳作である。全国的にも誇れるものであろう。菜園のあるのが嬉しかった。

東京大学名誉教授 村松貞次郎氏 評

内藤邸(平成7年度 住宅部門)
明るく健康的な二世帯住宅。高齢者への配慮も含めて内容がきわめて充実している。トップライトを取った吹き抜けの居間から、お母さんが“ごはんだよ〜”と声をかけると、2階の全員にまで伝わる楽しい雰囲気がよい。

東京大学名誉教授 村松貞次郎氏 評

市川邸(平成11年度 住宅部門)

崖地で、しかもその真下がバイパスという敷地に建つ木造平屋建て住宅。畳職人の家ということで、縁側にまで畳が敷き詰められているが、純和風の雰囲気でないところが面白い。高齢者のための配慮が随所にみられ、それが近代的発想によって処理されているためだろうか。特に便所の直行する二方向に開閉できる引戸は、従来のマニュアルにはないユニークなもの。庭の石組みはバイパスの騒音と景観を遮断し、遠景の借景も見事である。

建築史家 谷川正巳氏 評

金山邸(平成19年度)

田園風景に魅せられて大都会からこの町に移住を決意された若い世代の住宅。まさに今世紀は、こうした生活をエンジョイするという、住宅の本質を顕現された秀作である。

建築史家 谷川正巳氏 評

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